【2009年度】福岡県の温室効果ガス排出量


 福岡県における2009年度の温室効果ガス総排出量は5,534万トンで、基準年度(1990年度ただし、HFC、PFC及びSF は1995年度)に対して9.6%、前年度(2008年度)に対しては5.5%減少しています。
全国の総排出量の4.6%を占め、人口シェア(4.0%)を上回っています。
温室効果ガスの種類別排出内訳は、二酸化炭素が全体の97%を占めています。

福岡県の温室効果ガス総排出量
 
福岡県の温室効果ガス総排出量の推移



福岡県のエネルギー消費量(エネルギー転換部門と工業プロセス部門を除く最終エネルギー消費量)は、1990年度が595PJ、2009年度は599PJで、この間に0.6%増加し、対前年度比でみるとこの1年間で5.5%減少しています。
部門別では民生部門の家庭と業務、運輸部門で役20%〜25%(対基準年度比)の高い伸び率を示しています。なお、全部門が対前年比に対しては、約0%〜9%減少しています。

エネルギー消費量の推移



福岡県における2009年度の二酸化炭素排出量は5,353万トンで、基準年度(1990年度)に対して8.8%、前年度(2008年度)に対しては5.7%減少しています。
人口1人当たりの排出量は10.62トン/人で、基準年度から13.4%減少していて、前年度(2008年度)に対しては5.8%減少しています。

二酸化炭素排出量の推移


本県には、各地にエネルギー多消費型産業が集積し、また、国内有数のセメント生産県であることを反映して、産業部門と工業プロセス部門の2部門で、全体の56%を占める排出構造となっています。
部門ごとの排出量は、民生(家庭系、業務系)部門、運輸部門、廃棄物部門が2007年度まで増加傾向で推移していましたが、2008年度以降はいづれの部門も減少に転じています。産業部門、工業プロセス部門、エネルギー転換部門については長期的に減少の横ばい傾向にありしたが、2008年度以降はいづれも大幅な減少となっています。


二酸化炭素の部門別排出内訳



2009年度の二酸化炭素排出量は577万トンで、全排出量の10.8%を占めています。
2009年度の二酸化炭素排出量は、基準年度と比べると19.8%(96万トン)増加、対前年度比では2.6%(15万トン)減少しました。
世帯数の伸び率は、基準年度に対して30.2%、前年度からは1.0%増加している。
2009年度の県内都市部(福岡市)の冷房度日は422度日(2008年度は498度日)、暖房度日は713度日(2008年度は654度日)で、前年度と比べると冷夏の年であり、気象条件が冷房用エネルギー需要量の減少要因となっている。
 
家庭部門のエネルギー種別排出量内


2009年度の二酸化炭素排出量は548万トンで、全排出量の10.2%を占めています。
2009年度の二酸化炭素排出量は、基準年度と比べると13.6%(65万トン)増加、対前年度比では3.9%(22万トン)増加しました。
エネルギー種別の排出量内訳は、電気が77%を占めています。
計画年度からの排出量の減少要因としては、2002年度の暖房度日は、985度日で、冷房度日は、525度日に対し、2009年度の暖房度日は、713度日で冷房度日は、422度日であるため、気象条件による冷暖房需要量の変化が排出量変化に影響を及ぼしていると考えられる。ほかにも、エネルギー消費量原単位は減少傾向で推移していることから、オフィス等における省エネルギー対策が推進しているものと考えられる。




2008年度の二酸化炭素排出量は1,139万トンで、全排出量の19.3%を占めています。
排出源別の内訳は、自動車が84%と最大で、国内航空8%、国内船舶6%、鉄道2%となっています。
基準年度に対しては26.7%排出量が増加しており、伸び率としては国内航空が大きくなっています。
前年度(2007年度)に対しては、4.5%排出量が減少しています。
基準年度からの増加の要因は、自動車の保有台数が年々増加しているためであり、特に保有台数の増加が顕著な自家用乗用車と軽乗用車からの排出量が増加しています。一方前年度からの増加の要因は、自家用乗用車の総走行量が増加したことによるものです。
燃料別排出量はガソリン62%、軽油37%、LPガス1%となっています。


 



 
2009年度の二酸化炭素排出量は2,415万トンで、全排出量の45.1%を占めています。このうち97%が製造業から排出されています。
基準年度に対しては19.9%減少し、前年度(2008年度)に対しては8.4%減少しています。
製造業の排出量内訳をみると、業種別では鉄鋼業、窯業・土石業、化学工業の3業種で90%排出しています。燃料別では石炭と石炭系燃料が63%を占めています。
基準年度からの排出量は18.5%減少していますが、業種別にみると、化学工業、食料品は大きく減少し、鉄鋼業と窯業・土石業は減少傾向、輸送用機械は81.1%増加しています。燃料別にみると、石炭と重油の減少が著しく、石油系燃料、その他燃料が増加しています。
前年度からの排出量の減少は食料品、化学工業、窯業・土石、鉄鋼業によるものです。
 



 

製造・加工プロセスからの二酸化炭素排出量は2009年度で573万トンあり、全排出量の10.7%を占めています。
基準年度に対しては34.6%減少し、前年度に対しては9.6%減少しています。これは、工業プロセス部門の90%を占めるセメント製造に伴う排出量が減少しているためと、アンモニア製造での二酸化炭素排出がなくなったためであることが考えられます。
 



2009年度の二酸化炭素排出量は70万トンで、全排出量の1.3%を占めています。
排出量の内訳は、一般廃棄物が67%、産業廃棄物が33%となっており、福岡県は産業廃棄物の割合が全国よりも小さくなっています。
排出量は基準年度に対して21.9%増加し、前年度に対しては0.4%減少しています。

 

エコふぁみ