照明器具は、家庭で使う電気製品の消費電力の中で、冷蔵庫に次いで多く13.4%を占めています。現在使用している一般電球を電球形LEDランプへ交換すれば、約85%の省エネになります。また、シーリングライトもLEDタイプや省エネ型の蛍光灯に切り替えると大きな効果が期待できます
1. 照明製品の選び方 2. 照明の効果的な使い方 |
1. 照明の対策 2. 元をとれる? |
※以下は、家庭の省エネ徹底ガイド、省エネ性能カタログ2015年夏版、2019年版(経済産業省 資源エネルギー庁)、省エネ製品買換ナビゲーション「しんきゅうさん」等を参考に一部加筆して作成しています。
一般電球からLEDランプへ交換するだけで、約85%の省エネになります。
※画像をクリックすると拡大してご覧頂けますLEDランプは寿命が40,000時間と長いため、トータルコストで比較すると、省エネで長寿命のLEDランプが断然おトクになります。
※画像をクリックすると拡大してご覧頂けます
明るさを検知して点灯・消灯するのが「照度センサー」、人を感知して点灯・消灯するのが「人感センサー」です。最近の人感センサーには、明るさ検知機能およびタイマー機能がほとんど付いています。どちらのセンサーも照明が必要なときだけ点灯し、消し忘れがないので便利で、無駄な電気を使わず省エネになります。
これまでは、一部屋にはメインとなるあかり一灯という「一室一灯照明方式」が長く採用されてきました。一見効率よく思えますが、ひとつの照明で部屋全体をまんべんなく照らすため、無駄も多くなります。
ワット数を抑えたいくつかの照明器具を分散させ、部屋の必要な箇所だけを照らす「多灯分散照明方式」を選択することにより、生活シーンに合わせて電球の色も含めた照明の組み合わせが楽しめ、雰囲気も変わるだけでなく、必要のない箇所の照明を抑えることで省エネになります。
※以下は、家庭の省エネ徹底ガイド、省エネ性能カタログ2015年夏版、2019年版(経済産業省 資源エネルギー庁)、省エネ製品買換ナビゲーション「しんきゅうさん」等を参考に一部加筆して作成しています。
ランプや傘が汚れると、明るさは極端に低下します。特に、ダイニングキッチンなどの汚れやすい場所は、こまめに掃除をしましょう。 |
ムダな灯りは、こまめに消しましょう。 長時間部屋を空けるときは、消した方が経済的!蛍光ランプや一般電球は頻繁に点滅させると、ランプの寿命が縮むので注意しましょう。 |
リモコン機能(点灯、消光、調光など)を使用中は、約1Wの電気を消費しています。長時間使わないときは、リモコンではなく壁スイッチで電源を切る習慣をつけましょう。
調光機能のついた照明器具は、明るさを調節することによって、大きな省エネ効果を得ることができます。Hf 環形蛍光灯の場合、80%の明るさで約20%の節電、60%の明るさで約40%の節電ができるものもあります。
上手に調光機能を使って、省エネを実行しましょう。
うちエコ診断ソフトを使い照明対策を検討した場合の活用例をご紹介します。
※ 「うちエコ診断ソフト」とは、環境省が作成した家庭向けの省エネ診断ツールです。
詳しくはコチラをご覧ください。 うちエコ診断トップページ >>
画面左側には1~3の照明対策のメニューが提案されています。
自分のライフスタイルに合った対策を検討します。
画面左側: 対策メニューの提案
・ 照明の対策メニューの提案 (1番~3番)
・ 縦軸: CO2削減効果
・ 横軸: 費用 (元がとれる?)
「負担」側に近い場合、出費金額が高い対策
「お得」側に近い場合、出費金額が低い、あるいは出費を伴わない対策
画面右側: 対策メニューの選択
・ 対策メニューから選んだ項目と、その関連情報
3の対策メニューの中から実現可能なものを選択します
画面の右側を見てみましょう
「元をとれる?」という項目から、製品の買換えが有効なのかを試算することが出来ます。
LEDタイプの照明器具に買換えた場合、何年で元がとれるのか、どれだけ「お得」なのかグラフ形式で表示されます。
「元をとれる?」の画面を詳しく見てみましょう