A15:京都議定書の目標達成状況は
・我が国は、京都議定書の第一約束期間(2008~2012年)の温室効果ガス排出量を京都議定書の規定による基準年(1990年)と比べて6%削減することを約束しました。また、その目標を達成するために森林吸収量(基準年比約3.8%)と京都メカニズムのクレジットを加味することが認められています。
・第一約束最終年に当たる2012年度の速報値が発表されました。これによると、温室効果ガス排出量は13億4100万トンで、前年度比で2.5%上回りましたが、これを含めた第一約束期間5カ年平均排出量は12億7900万トンで、基準年比で1.4%の増加となります。
・一方、森林吸収量については、2008年度から2011年度までの4カ年平均の実績は基準年比で約3.8%(4,758万トン)、京都メカニズムクレジットについては5カ年平均で、政府取得分は約2,000万トン、民間取得分は約5,500万トンとなっています。
・仮に森林吸収量の目標が達成され、また、京都メカニズムクレジットを加味すると、5カ年平均で基準年比8.2%減となり、京都議定書の目標(基準年比6%減)を達成する見込みであることが報告されています。
((独)国立環境研究所HPより抜粋、2014年5月現在)
<我が国の温室効果ガス排出量と京都議定書の達成状況>