A13:地球温暖化を防止するための国際的な取り組み
<気候変動に関する政府間パネル(IPCC)>
・気候変動に関する政府間パネル(IPCC: Intergovernment
作業部会 (Working Group) |
役 割 |
第一作業部会<WGⅠ> |
自然科学的根拠 気候システム及び気候変化について、全球的規模のみならず、地域的規模にも重点を置き、評価する。 |
第二作業部会<WGⅡ> |
影響、適応、脆弱性 生態系、社会・経済、保険等の分野における影響や感受性・適応性などの脆弱性について地域的規模に重点をおいて評価する。 |
第三作業部会<WGⅢ> |
緩和策 緩和適応性に関する、科学・技術、環境、社会・経営の各面についての評価のほか、各WGにあたる横断的事項の方法論的面の評価を行う。 |
・1992年、大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させることを究極の目標とする「国連気候変動枠組条約」が採択され、世界は地球温暖化対策に世界全体で取り組んでいくことに合意しました。同条約に基づき、国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)が1995年から毎年開催され、COP3は1997年12月に京都で開催され、先進国が地球温暖化対策に取り組むための第一歩として、「京都議定書」が採択されました。
会合 |
開催地 |
開催時間 |
COP3 |
京都(日本) |
平成9年12月1日~12月10日 |
COP4 |
ブエノスアイレス(アルゼンチン) |
平成10年11月2日~11月13日 |
COP5 |
ボン(ドイツ) |
平成11年10月25日~11月5日 |
COP6 |
ハーグ(オランダ) |
平成12年11月13日~11月24日 |
COP6再開会合 |
ボン(ドイツ) |
平成13年7月16日~7月27日 |
COP7 |
マラケシュ(モロッコ) |
平成13年10月29日~11月9日 |
COP8 |
ニューデリー(インド) |
平成14年10月23日~11月1日 |
COP9 |
ミラノ(イタリア) |
平成15年12月1日~12月12日 |
COP10 |
ブエノスアイレス(アルゼンチン) |
平成16年12月6日~12月17日 |
COP11/COP・MOP1 |
モントリオール(カナダ) |
平成17年11月28日~12月9日 |
COP12/COP・MOP2 |
ナイロビ(ケニア) |
平成18年11月6日~11月17日 |
COP13/COP・MOP3 |
バリ島(インドネシア) |
平成19年12月3日~12月14日 |
COP14/COP・MOP4 |
ポズナン(ポーランド) |
平成20年12月1日~12月12日 |
COP15/COP・MOP5 |
コペンハーゲン(デンマーク) |
平成21年12月7日~12月~19日 |
COP16/COP・MOP6 |
カンクン(メキシコ) |
平成22年11月29日~12月10日 |
COP17/COP・MOP7 |
ターバン(南アフリカ) |
平成23年11月28日~12月11日 |
COP18/COP・MOP8 |
ドーハ(カタール) |
平成24年11月26日~12月8日 |
COP19/COP・MOP9 |
ワルシャワ(ポーランド) |
平成25年11月11日~11月23日 |
<京都議定書>
・京都議定書では、第一約束期間(2008 年~2012年)において先進国全体の温室効果ガス排出量を1990年比で少なくとも5%削減することを目指し、各国ごとに法的拘束力のある削減目標が定められました。日本の場合は、1990年の排出量から6%削減することを約束しています。