A3:地球温暖化のしくみ
・地球の表面にある大気には、二酸化炭素(CO2)やメタン(CH4)などの微量ガスが存在し、太陽からもたらされた熱の一部を逃がさず、地球上の生物が住みやすい 気温(平均14℃前後)を保つ働きをしています。こうしたガスを「温室効果ガス」といいます。
・しかし、19世紀以降、産業が発達し、人間が石油や石炭などの化石燃料を大量に消費するようになると、二酸化炭素など大気中の温室効果ガスの量が増えて、太陽からの熱をさらに逃がしにくくし、地球の気温が上がりすぎてしまうことが明らかになってきました。これを「地球温暖化」といいます。
出典:JCCCA第5次評価報告書特設コーナー
<地球温暖化は次の3つのステップで起こる>
ステップ1:太陽から届く日射エネルギーの7割は、大気と地表面に吸収されて熱(赤外線)に変わります
ステップ2:地表面から放射された赤外線の一部は大気中の温室効果ガス(二酸化炭素やメタン、水蒸気等)に吸収され、地表を適度な温度に保っています
ステップ3:人間活動により、大気中の温室効果ガスの濃度が急激に上昇し、そのために、これまでのバランスを越えて赤外線が温室効果ガスに吸収され、その結果、地表の温度が上昇してしまう
出典:EICネットより