■世帯人員別分析結果(平成23年度、全体)
<電気使用量の年間変動>
・報告のあった全エコファミリーの平成23年度及び前年度(平成22年度)月別電気使用量データを集計して、世帯人員別に各月の平均使用量を算出した。
・電気使用量は世帯人員に応じて使用量が増加するが、年間の使用パターンは類似性が高く、1月に使用量のピークがあり、8月にも増加する変動パターンを示す。
■住宅形態別(戸建・集合)の世帯人員別電気使用量と節電効果
<電気使用量の年間変動>
・報告のあった平成23年度及び前年度(平成22年度)月別電気使用量データを戸建住宅と集合住宅に分けて集計し、世帯人員別に各月の平均使用量を算出した。
・両住宅ともに、電気使用量は世帯人員に応じて増加し、1月にピークがあり、8月にも増加する変動パターンを示す。
・電気使用量は、世帯人員が少ないほど両者の差が明確で、戸建住宅の方が集合住宅より多くなる傾向がみられる。また、集合住宅は世帯人員が3人以上になると使用量の差が小さくなる傾向がみられる。
<節電の取組による効果>
・エコファミリーが環境家計簿等の情報を参考に取り組んだ節電の取組効果を住宅形態別に分析すると、以下のとおりである。
・節電率をみると、全体としては集合住宅が10.3%(世帯人員2.5人)で、戸建住宅7.2%(3.2人)を上回っており、同一世帯人員でみても概ね集合住宅の節電率が高くなっている。
・データ数の違いもあるが、集合住宅の節電率7.0%〜12.2%の範囲にあってほぼ安定しているが、戸建住宅は1.2%〜10.2%の範囲にあって、特に2人世帯と5人以上世帯で低い値となっていた。